「時給が高いから」「家から近いから」「なんとなく楽しそうだから」……
アルバイトを選ぶとき、つい目につきやすい条件だけで決めてしまう人は多いのではないでしょうか。
しかし、実際に働き始めてみると、思っていたより忙しかったり、人間関係が合わなかったり、シフトの融通が利かなかったり……。求人票だけでは分からない部分で後悔することもあります。
せっかく時間と労力を使って働くなら、できるだけ自分に合った環境を選びたいものです。
そこで今回は、これまでのアルバイト経験を踏まえて、バイト選びの際に確認しておきたい基準を紹介します。
「どんなバイトが自分に向いているか分からない」「応募する前に何を見ればいいの?」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
時給
バイトを探すに当たって、一番最初に目がいくのは時給だと思います。実際、時給は仕事のモチベーションを大きく左右します。仕事が忙しくなったときや理不尽なことがあったときに「この時給じゃ割に合わない」と感じると、一気にやる気が低下して早期退職に繋がりやすくなります。納得できる時給は、大変な時の踏ん張りどころを支える心のクッションになります。

職場の雰囲気やスタッフ層
人間関係は大事
働く上で1番大切なのは人間関係です。なぜなら仕事中の心理的ストレスの大部分と業務の進めやすさがすべて周りの人との関係性に直結しているからです。どんなに給料が良く、好きな仕事内容であっても、人間関係が悪いと毎日職場に行くこと自体が苦痛になってしまいます。また、関係が良好なら、わからないことを気兼ねなく質問・相談できます。これにより、ミスを未然に防いだり、トラブルを早期に解決したりできます。

職場によって雰囲気はガラリと変わる
職場によって、雰囲気や働いているスタッフの層はかなり変わります。年齢や性別だけでなく、性格やノリにもある程度の傾向があり、似たようなタイプの人が集まりやすい職場もあります。例えば、居酒屋なら明るく社交的な人、カフェならおしゃれな人、デスクワークなら落ち着いた人、塾講師なら真面目な人が多い、といった具合です。もちろん、すべての職場に当てはまるわけではありません。しかし、仕事内容だけでなくどんな人たちと働くことになりそうかという視点も、バイト選びでは意外と重要です。自分と雰囲気の合いそうな人たちが集まる職場を探してみるのも、ひとつの方法でしょう。
客層
職場の立地や職種によって客層もガラリと変わってきます。アルバイトを探す上で客層の良さ(クレームが少ない、優しい、理性的)を最優先にするのは、精神的に長く続けるためには賢い選択だと言えます。
比較的客層の良い立地
オフィス街
夜間や週末に人が激減するものの、平日の昼間は身元がはっきりした会社員が中心となるため、トラブルが少なく治安が安定している傾向があります。
高級住宅街
富裕層やファミリー層、学生や教育関係者が中心で、防犯意識やモラルが高い住民が多い傾向があります。
高級ブランド街
居酒屋やカラオケ店、ゲームセンターなどの「夜の遊び場」が少なく、夕方から夜にかけてお店が閉まると、街全体が静かになります。店舗ごとの警備員や巡回監視の目が光っているため、路上での大きなトラブルは発生しにくいです。

比較的客層の良い職種
高級ホテルのラウンジ・カフェ
コーヒー1杯1,500円〜3,000円ほどする世界です。お値段が高い分、横柄な態度を取るような人は滅多にビジネスやプライベートで利用しません。静かに過ごしたい人が集まるため、怒鳴り散らすようなトラブルはほぼ皆無です。
デパート内のアパレル・雑貨店
生活に余裕のある富裕層、シニア層、ファミリー層、お祝い事などの目的を持って訪れるマナーの良い客層が中心です。
大きめの書店
館内がそもそも静かなので、大声を出すような人はいません。知識欲や知性があるお客様が多いため、理不尽な要求を受けることは滅多にありません。

通いやすさ
移動時間が長すぎると疲労が溜まって働くこと自体が億劫になり長続きしません。また、夜道が暗くて危険な場所だと毎回の通勤自体が大きなストレスになります。自宅や学校から30分以内で通える距離が良いでしょう。
業務内容
自分に合ってるかどうか
自分の得意・不得意に合わない職種を選ぶと、毎回の勤務が苦痛になってしまいます。
さらに、初めてのバイトで放置されていきなり現場に出されると、何をすればいいか分からずパニックになり、ミスを連発して自信を失ってしまう原因になります。
あえて苦手なことに挑戦してみる
既にやりたいことを一通りしたならあえて苦手なことに挑戦してみるのもいいでしょう。
社会で使える汎用スキルが短期間で身につく
例えば、人見知りや会話に苦手意識がある人が接客業を選ぶと、マニュアルや決まり文句を通して、基本的なコミュニケーション力やマナーが身につきます。また、手際よく物事を進めるのが苦手な人が、キッチンやスピード重視の軽作業を選ぶと、マルチタスク能力や優先順位づけの感覚が鍛えられます。
自分の「苦手」に対する苦手意識(克服感)が薄れる
お金をもらいながら練習の場を得られるため、実践を繰り返すうちに「案外やってみたらできた」という成功体験が得られ、自己肯定感や自信につながります。

自分の中の「譲れない条件」を3つに絞る
「時給1,000円以上」「家から15分以内」「テスト休みOK」など、絶対に譲れない条件を2〜3個だけ決めるといいでしょう。世の中に条件が100点満点で完全無欠な求人は存在しません。
優先順位を決めずに探すと、目移りしていつまでも応募できなかったり、妥協して入ったあとに「やっぱり時給が高い方にすればよかった…」と後悔することになります。譲れない軸を決めておくことが、満足度の高いバイトに出会う最短ルートです。
最後に
バイト選びは失敗してもOK
アルバイトは契約上、一定の手続きを踏めば辞めることができます。「合わない」と感じたら環境を変えればいいため、人生を左右するようなリスクにはなりません。バイトなんて所詮、社会に出るための踏み台にすぎません。「ダメなら次を探せばいいや」という軽やかなマインドで挑戦する方が、行動を起こしやすく、結果的に自分に合う環境に巡り会いやすくなります。

焦らず自分の生活ペースに合わせて選ぼう
最初は不安かもしれませんが、しっかり基準を持って選べば大丈夫!まずは自分がどんな働き方をしたいか、譲れない条件を書き出すことから始めてみてくださいね。応援しています。

