タブレットが欲しいと思ったとき、まず候補に挙がるのはiPadではないでしょうか。
デザインも洗練されていて、性能も高く、周囲でも使っている人が多い。特に学生にとっては、ノート代わりに使ったり、動画を見たり、勉強に活用したりと、魅力的な端末です。
しかし、いざ購入しようとすると、本体価格は決して安くありません。
「タブレットは欲しい。でもiPadにそこまでのお金は出せない」
そんな人に知ってほしいのが、Androidタブレットという選択肢です。
iPadでなければできないことは意外と少なく、目的によってはAndroidでも十分な場合があります。
本当に自分にiPadが必要であるかどうか、この機会に考えてみるのもいいでしょう。
Androidタブレットでも十分な場合
動画視聴やネット閲覧が中心
次のような用途が中心なら、ミドルクラスのAndroidタブレットでも十分に楽しめます。
- YouTubeや動画配信サービスを見る
- Webサイトやニュースを読む
- SNSを利用する
- ネットショッピングをする
- レシピや地図を確認する
むしろ同価格帯では、高解像度画面や90Hz・144Hz表示、容量の大きなバッテリーを備えたAndroid端末もあり、動画やWeb閲覧では快適な場合があります。
電子書籍や漫画を読みたい
電子書籍、漫画、雑誌を読むことが目的なら、基本的にAndroidでも問題ありません。Androidは8インチ前後の小型モデルから12インチを超える大型モデルまで選択肢が多く、持ち運びやすさや読みやすさに合わせて選べます。
読書用なら、処理性能の高さよりも次の点を重視するとよいでしょう。
- 本体の軽さ
- 画面サイズ
- 画面の明るさ
- ストレージ容量
- microSDカードへの対応

Googleのサービスをよく利用する
普段からGmail、Googleドライブ、Googleフォト、Googleドキュメント、Chrome、YouTubeなどを使っている場合は、Androidタブレットで十分です。
同じGoogleアカウントでログインすれば、スマートフォンと写真、ファイル、ブックマーク、メール、予定などを共有できます。特にAndroidスマートフォンを使っている人なら、操作方法にもなじみやすいでしょう。

ブログや文章を書きたい
ブログ記事の作成、メモ、日記、簡単な文書作成にも利用できます。
Bluetoothキーボードを接続すれば、長文も入力しやすくなります。画面分割に対応した機種なら、ブラウザで情報を調べながら、もう一方の画面で文章を書くことも可能です。
次のような作業であれば、Androidでも十分対応できます。
- ブログ記事の執筆
- WordPressへの投稿
- Googleドキュメントでの文章作成
- メールの作成
- 簡単な資料作成
- Canvaを使った画像制作

趣味やSNS用のイラストを描きたい
簡単なスケッチだけでなく、対応端末を選べば本格的なイラストも制作できます。
Android版CLIP STUDIO PAINTでは、筆圧対応ブラシ、レイヤー、ベクター線画、3Dデッサン人形、PSD形式、印刷向け高解像度データなどを扱えます。スタジオモードではPC版と同じ機能を利用できるため、Androidだから簡単な絵しか描けないわけではありません。
特にGalaxy TabのSペン対応モデルは、本格的なイラスト制作にも使えます。Sペン対応機種には筆圧4,096段階に対応するモデルがあり、CLIP STUDIO PAINTも筆圧検知に対応しています。
ただし、すべてのAndroid端末がイラスト向きではありません。購入時には、筆圧検知、パームリジェクション、ペンの遅延、メモリ容量を確認する必要があります。
ノートを取りたい
手書きノートが中心なら、最上位モデルである必要はありません。先ほど説明したように、Sペン対応の機種を選べば問題なく使用することができます。

子どもの学習や家庭共用に使いたい
動画教材、オンライン授業、調べもの、知育アプリなどが中心なら、Androidタブレットでも十分です。
家族共用の端末として、リビングに置いて次のように使う場合にも向いています。
- 動画や音楽を楽しむ
- ビデオ通話をする
- 家族の予定を確認する
- レシピを表示する
- 子どもの学習アプリを利用する
- 写真を見る
高価なiPadを購入するほどではない用途なら、必要な性能を備えたAndroid端末の方が予算を抑えやすくなります。
microSDカードで容量を増やしたい
写真、動画、電子書籍などを多く保存したい人にもAndroidが向いています。
AndroidタブレットにはmicroSDカード対応モデルがあり、購入後に保存容量を追加できます。iPadはmicroSDカードに対応していないため、大容量モデルを最初から選ぶか、クラウドや外部ストレージを使う必要があります。
ただし、microSDカードに対応していないAndroid端末もあるため、購入前の確認は必要です。
手書き機能が必要ないならさらにお手頃に!
手書き機能なしのAndroidタブレットなら、新品でおおむね1万〜4万円程度が相場です。動画や読書を普通に快適に楽しみたいなら、2万〜3万円台がいちばん現実的です。
用途別の相場
| 価格 | できること |
|---|---|
| 1万〜1万5,000円前後 | 動画視聴、電子書籍、ネット検索など 動作速度や画面品質、更新期間には注意 |
| 2万〜3万円前後 | 動画、読書、SNS、軽いブログ作業 価格と快適さのバランスがよい |
| 3万〜4万5,000円前後 | 複数アプリ、画面分割、長文作成、軽いゲームまで快適 |
| 5万円以上 | 高性能ゲーム、動画編集、長期利用など。iPadも比較対象になりやすい |
おすすめは2万5,000〜3万5,000円前後
この価格帯なら、次のような仕様を選びやすくなります。
- メモリ4〜6GB以上
- ストレージ128GB前後
- 10〜11インチ
- フルHD相当の画面
- microSDカード対応
- 国内保証のあるメーカー
- 動画配信サービスの高画質再生に対応
1万円台は慎重に選ぶ
1万円台でも動画視聴やネット閲覧はできますが、商品ページにある「12GB」「20GB」といった数字には、ストレージの一部を利用する仮想メモリが含まれている場合があります。物理メモリが実際に何GBあるのかを確認しましょう。
また、次の点にも注意が必要です。
- OSやセキュリティ更新の期間
- 動画配信サービスを高画質で再生できるか
- Google Playに正式対応しているか
- 国内の技適や保証があるか
- 充電器が付属するか
- レビューが不自然でないか
iPadを選んだ方がよい場合
反対に、次の条件に当てはまるならiPadを検討する価値があります。
- ProcreateなどのiPad専用アプリを使いたい
- iPhoneやMacとの連携を重視する
- 動画編集や高負荷ゲームで処理性能を重視する
- タブレット向けに最適化されたアプリを幅広く使いたい
- 機種ごとのペン性能やアプリ対応を細かく調べたくない
- 中古での売却価格や長期利用を重視する
iPadは、タブレット向けに調整されたアプリが豊富で、端末間の操作感にも一貫性があります。最新のiPadOSでは、ウィンドウ操作やファイル管理も強化されています。

まとめ
動画視聴や電子書籍、ネット検索、ブログ執筆、学習、手書きメモなどが中心なら、Androidタブレットでも十分です。筆圧対応ペンを備えた高性能モデルを選べば、本格的なイラスト制作にも対応できます。iPad専用アプリやApple製品との連携を必要としない人にとっては、Androidタブレットの方が用途や予算に合った機種を選びやすいでしょう。

